WEBサイト「TABI LABO」掲載
同じ一言でも、どうやったらもっとうまくキモチを伝えられるのか。
ここでは、シンプルな言葉を日本全国のファンへと贈っている「C&K」の2人に、
その伝え方について聞いてみました。
01.一生懸命の積み重ねが「ありがとう」を育てる
CLIEVY
「どんなにいい言葉を使っても、生き方がついてこなければダメなんじゃないかなと思っています。
何気ないたった一言でもしっくりくる人がいますよね。
なんとなく、その後ろに歴史があるように勝手に感じさせられてしまう。マイケル・ジャクソンの『ありがとう』や、
矢沢永吉の『やればできるよ』も同じで、
相当な人生経験を積んできていないとその言葉に味が出ません。
それは積み重ねでしかないですから、一生懸命生きる。
その先にしかヒントは見出せないのではないかなと思います」
02.想いを伝えるのは本人だけじゃなくてもいい
KEEN
「単純に『好きだ』と伝えることが難しい時もありますが、
意図しない形で伝わらないようにタイミングを考えることや、
説明をできるだけ加える気持ちが大切だと思っています。たとえば、本人だけでなく周りにもその人への感謝を伝えること。
その方が通じることも多々あるものです」
03.気持ちを届けるコツは隙をつくること
KEEN
「ライブ中のMCと同じです。
自分自身、全く興味のない人がステージに出てきて『きく?』って言われても、やっぱり聞きません。
でも、クスって笑っちゃったら1回聴こうかなって思うんですよね。
そのクスっとか、ハッていう一瞬の動悸が大切で、そこにこそ入り込む隙があります。まったく聞く耳をもたずに聞いてる人たちに何かを感じさせるって、結構ハードルが高いんです。
だから、まず歌を始める前にすごく大事なことがある。
それはデビューしてからかなり勉強させられたことのひとつです」
04.関係ないところに首を突っ込むことで「ありがとう」が生まれる
KEEN
「何か大きなことを成し遂げるためには、チームが必要不可欠です。
自分たちが歌えるのはみんなのおかげで、多くの人がプライベートな時間を削ってまで頑張ってくれています。
まずはそれを理解できているかいないかが重要です。お互いの立ち位置をリスペクトできる環境にいれば、
チームは自ずとまとまるはず。もちろん仲がいいだけでは意味がありません。たとえば、CLIEVYを見てすごいなと思うのは、
負担がかかりすぎて大丈夫かなって思うくらいどのスタッフよりも動いて、
どこにでも首を突っ込んでいくところなんです」CLIEVY
「大事なことだと思います。お金がなくてできないことがあっても、
ぼくらが払える分で楽しくなれるんだったらそれは買おうとか。
面倒くさいことに首を突っ込んでいかないと、”チーム感”は作れません。最初入った頃は、事務所の仕事とぼくたちのやることが別々なように感じていました。
でも、しばらくするとぼくらがここに入ってやった方がいいというのがわかるようになってきました。
そうやって自分の範疇じゃないところにも首を突っ込むことで、
より相手の立場が分かる。何がつらくて何がつらくないかが理解できるようになるんです。物事は1人より2人で考えた方が面白い。
だから、みんなで『ああでもない、こうでもない』って言える関係を作れたチームが一番楽しいと思います」
05.ネガティブな言葉もありがとうの「チカラ」に。
KEEN
「ポジティブじゃないことを受け止めなきゃいけない時だってあります。
でも、受け入れるのは意外と大変じゃないんです。
今もゾっとしていますが、こう考えましょう。
本当に人生ってアッという間だから、そんなことでイライラしていても勿体ない!それよりも、何かキツイことを言われた時には、
もっとヤバいやつになって鼻をあかしてしてやろうっていうエネルギーに変えればいいんです」CLIEVY
「ごちそうさまですっていう気持ちがあれば大丈夫です。
悔しくさせてくれて「ありがとう」と思えばいいんです。KEENは本当に怒らないですよ。
唯一あるのは、かわいい娘に挨拶されないとき。そういうときは怒ります(笑)」
C&Kは、動員1万人越えのライブを年に3度も行っています。
さらに、2015年11月2日・3日には1万5千人規模となる両国国技館公演2DAYSが決定。
そんな彼らの言葉には、これまで何年も積み重ねてきた”一生懸命”がたくさん詰まっていました。
相手や周囲へのほんの少しの配慮を忘れないこと、
どんなことにもまっすぐに向き合っていくこと。
そういった一つひとつの心がけが、いずれ1万人の心にも届くような「ありがとう」をつくる理由になるのかもしれません。
すべてTABI LABOより引用。